
2026年度 一般社団法人 東広島青年会議所
第50代理事長 乗越 雅也
《スローガン》 「 彩響 」
【基本方針】
・UNITE:交流による団結、人脈の拡大と連携の強化
・LEAD:聴き・関わり・動き・育てる
・CHANGE:よりよい未来を創るための変革を促す
【はじめに】
共に響き合うことで、彩あふれる変革が動き出す。
人と向き合うときは 春のように 暖かな心で
運動を起こすときは 夏のように
情熱的な心で 物事を考えるときは 秋のように
澄んだ心で 自分をいましめるときは 冬のように
厳しい心で 自身を誇れる有意義な1年を共に
【拡大する人の拡大】
今こそ、一丸となって拡大に挑もう。 全会員が“拡大”という共通の目的に向かって心をひとつにし、行動を起こしましょう。私たちがなぜ拡大事業に取り組むのか。それは単なる会員数の増加ではありません。青年会議所の本質的な使命は、「青年が社会により良い変化をもたらすために、リーダーシップの開発と成長の機会を提供すること」にあります。拡大とは、未来の同志と出会い、刺激し合い、互いに高め合うプロセスです。新たな人との出会いは、既存会員にとっても絶好の機会となり、自身の青年会議所活動を見つめ直すきっかけともなります。 さらに、多様な価値観を持った新しい仲間の加入は、組織に新しい風を吹き込みます。これは、会そのものを時代に即した姿へと進化させるために必要不可欠なことです。そしてもうひとつ、忘れてはならないのは拡大に向き合うことそのものが、青年会議所の存在意義を問い直す行為であるということ。拡大活動を通して、私たちは「自分はなぜ青年会議所に所属しているのか」「この活動が社会にどう役立っているのか」と、その問いと向き合い、使命感を再確認することができるのです。 青年会議所の入会条件は、ただひとつ。20歳から40歳までの、品格ある青年であること。これだけです。特別なスキルや地位は要りません。志を持つ青年であれば、誰しもがこのフィールドに立つことができます。出会いは、待つものではなく、求めて行動してこそ生まれます。皆で声を上げ、足を動かし、ひとつでも多くの出会いを生み出していきましょう。その一歩一歩が、未来の地域、そして社会を創る大きな力となるはずです。
【交流から育まれる連携と強化】
笑顔と活気あふれる組織を目指して。 私たちの組織は今、かつてない変化と多様性の時代に生きています。そんな時代だからこそ、必要なのは繋がりです。会員一人ひとりの想いと想いを繋ぐ。人と人を繋ぎ、地域を越え、国を越え、世界の同志と手を取り合う。さらには、行政、市民、他団体といった多様なステークホルダーとの連携を深め、より良い未来の土台を築くこと。それが、私たちにできる「橋渡し」の役割だと考えています。 40 歳までという制限のある時間は、一般的な人生の中では決して長くはありません。しかし、その限られた時間の中で、私たちは数え切れないほどの特別な経験を共有しています。喜びや悔しさ、達成感、葛藤。そうした感情を仲間と共に乗り越えていく中で、生まれるのは絆であり、本物の人脈です。 「近くへ行きたければ一人で行け。遠くへ行きたければ皆で行け」 この言葉の通り、一人でできることには限界があります。けれど、志を同じくする仲間がひとり、またひとりと増えていくことで、私たちはより遠くへ、より大きな未来へと踏み出すことができます。 私たちの活動は、単なるイベントや事業ではありません。それはより良い社会の実現に向けた一歩であり、次の世代へと希望をつなぐバトンです。だからこそ、一人ひとりの力を信じ、繋ぎ合い、未来への橋をともに架けていきましょう。
【行政と市民と一体となったまちづくり】
ともに描き、ともに築こう。市民とともにあるまち、東広島へ。 私たち東広島市は、自然と都市が調和する中核都市として、豊かな暮らしと成長の両立をめざし歩んできました。いま私たちが取り組むべきは、これまでの歩みを継承しながらも、時代の変化に柔軟に応じ、持続可能なまちづくりを次の世代へとつなげていくことです。その羅針盤となるのが第5次東広島市総合計画です。この計画では、2030年を展望し、「Well-beingを実感できる地域共生社会の実現」「 次世代学園都市の実現」「 多様な主体と地域資源を活かした人口減少地域総合対策」「子どもの健やかな成長のための環境づくり」などを柱としています。 経済成長や技術革新が進んだことにより、人々の価値観が物質的な豊かさより心の豊かさを求める時代となっています。そういった背景により、人々の身体的な健康だけでなく、精神的な充足感、そして社会的にも満たされた状態、Well-being を実感できる社会を実現していくことが 重要となっており、政府の骨太方針2024(経済財政運営と改革の基本方針 2024)では、誰もが活躍できるWell-being が高い社会の実現を掲げ、意欲のある人が年齢・性別にかかわらず、自由で柔軟に活躍できる社会を構築していくことが示されています。行政が一方的に施策を進めるのではなく、市民一人ひとりがまちづくりの主体として関わり、共に未来を創っていく姿勢が明確に示されています。 まちづくりの主役は「人」です。一人ひとりの声は小さくとも、多くの声を最大限に共有できる環境を形成すべく、行政、大学、企業、研究機関、地域団体とあらゆるまちづくりの担い手と方向性を共有し、次世代を見据えたまちづくりを行いましょう。
【能動的リーダーの開発】
“立場”ではなく、“姿勢”としてのリーダーシップを。 青年会議所という組織の特性上、どうしても私たちは立場的リーダーに依存しがちです。役職や経験の有無によって、人を上か下か、教える側か学ぶ側かと捉える構造が根付いているのも事実でしょう。しかし、私たちが本当に目指すべきは、“能動的リーダー”としての自覚を一人ひとりが持つことではないでしょうか。肩書きや立場に関係なく、自らが目的を持ち、動き、周囲を動かしていく力。それこそが、これからの青年会議所に必要なリーダー像です。リーダーシップは決して生まれ持った才能や一部の限られた人だけの資質ではありません。それは、学び・行動・経験から育まれるもの。まずは物事に耳を傾け聴くことから始めてみましょう。仲間と関わり、対話し、共に悩み、挑戦する。そうした積み重ねの先にこそ人を惹きつけ、巻き込み、育てる力が身についていくのだと思います。 今、自分がどんな立場であっても関係ありません。リーダーとは、役職ではなく「在り方」なのです。自分の強みや個性、価値観に応じた自分だけのリーダー像を見つけ、それを実践していくことが、組織全体の活性化につながっていきます。 一人が動けば、周りが動く。一人ひとりが能動的リーダーとしての一歩を踏み出すことで、青年会議所は本当の意味で「自走する組織」へと進化していけます。
【魅力の想造】
新たな1を生み出す。 青年会議所が存在する意味は、会員とまちに対してどのような価値を提供し続けられるかにあります。かつてのように、青年会議所という名前だけで人が集まり、活動が注目される時代ではありません。いま必要なのは、「青年会議所って何をしているの」「どこが魅力なの」という問いに、明確に応えられる姿を創り上げることです。魅力の想造とは、すでにあるものを誇示するのではなく、私たち自身が能動的に魅力を設計し、再定義し、伝えていくという意思の表れです。 外に向けて発信する前に、まず自分たちの会や活動が持つ価値を見つめ直す。そこから導き出される「青年会議所らしさ」とは何か、「共感される存在」とはどんな形か。それを言葉にし、形にし、体験として届けていくこと。そして、魅力を創るということは、単に見た目を整えることではありません。本質的な価値を言語化し、視覚化し、誰かの心を動かすストーリーとして設計していくこと。 青年会議所を、関わりたくなる団体、まちに必要とされる団体へと進化させることが、魅力の想造なのです。
【青少年に無限の選択肢を】
体験こそが最大の学び。 現代の青少年を取り巻く社会は、かつてないほどの情報で溢れ、選択肢は増えているように見えて、実は本当の選択が難しい時代です。SNS やネットを通じて膨大な情報に触れながらも、自分自身の軸を持つことができず、どれが正解かにとらわれて迷う若者が多くいます。また、学校教育や家庭では、一定の知識や規範は身につけられても、社会の中でどう生きるかというリアルな力。生きる力や選択する力までは、なかなか育みきれないのが現実です。 私たちは今だからこそ、青少年にとって「体験こそが最大の学び」であると強く信じています。教科書に書いてある知識や、誰かの正解をなぞることではなく、実際に自分で見て、聞いて、感じて、悩み、決断し、挑戦し、時には失敗する。そうした生の体験こそが、人生を動かす本質的な学びだと考えます。その体験を、私たち青年会議所が創り出す存在でありたい。与えるのではなく、教えるのでもなく、選べる環境・行動できる場・試せるきっかけを提供すること。それが、私たちが果たすべき役割です。青年会議所が担うのは、未来を担う若者たちの選択肢を拓くこと。 今まで出会ったことのない大人との対話。 学校では触れられない社会のリアル。 仲間とともに1から創るプロジェクト。 地域に必要とされる実感。 それらの経験の中から、自分の価値観を見つけ、自ら選び取る力を育てることができるのです。 私たちは、青少年一人ひとりが「何者かになるため」ではなく、「自分らしくあれる道を自分で選びとる」力を身につけられるよう、無限の可能性と選択肢を広げる場を創り続けていきます。
【中期ビジョンの振り返り】
2021 年度に中期計画検討会議が設置され全 3 回の会議を重ね中期ビジョンが策定されました。青年会議所は単年度制であるため、毎年異なるスローガンと組織図のもと活動を行っています。これは、その時々の時勢の状況にあった運動を展開することができ、さらに様々な角度から多くの運動を展開することができるという強みがある反面、事業が単発で終わることが多いため、社会に対して持続的なインパクトを残しにくいという弱点もあります。この中期ビジョン 2022-2026 は、そのような単年度制の弱点を補填するものであり、単年度制で取り組む運動に加えて、中期的に取り組む運動を定めることで、社会に対して持続的なインパクトを残しにくいという弱点もあります。この中期ビジョン 2022-2026 は、そのような単年度制の弱点を補填するものであり、単年度制で取り組む運動に加えて、中期的に取り組む運動を定めることで、社会に対して持続的なインパクトを与えることを目的としています。
【国際交流の推進】
JCI は、世界各国に NOM(国家青年会議所)が存在する国際的な組織であり、共通の理念のもと、次世代を担う若きリーダーたちが国境を越えて連携し、国際的ネットワークの中核を担う存在です。私たちもまた、その一員として日々研鑽を重ね、地域に根ざした運動を展開しています。 ここ東広島市においても、外国人住民の数は年々増加の一途をたどり、今では多様な国籍・文化背景を持つ人々が共に暮らす地域社会が形成されています。そうした社会の変化を背景に、2025年には姉妹締結に向けた取り組みの一環として、私たちは様々な国のLOMとの交流を積極的に推進してきました。その過程では、各国の伝統や文化、歴史に直に触れる貴重な経験を通じて、メンバー一人ひとりの国際意識がより深く醸成されたと実感しています。こうした国際交流の積み重ねは、異文化理解の促進につながるだけでなく、東広島市が「国際都市」として、言語や文化の違いにかかわらず、外国人を含む全ての市民が、相互理解のもと、 個性と能力を活かし、地域で共に活躍できる多文化共生の社会実現を遂げていくための大きな原動力となります。
【むすびに】
「想うは招く」この言葉は私自身がとても大切にしている言葉です。 どんなに困難な状況にあっても、まず心に理想を描き、明確な志を持つこと。それがすべての始まりだと信じています。強く想い続けることで、その想いはやがて行動へと変わり、行動は確かな結果を生み出します。 想いには目には見えない大きな力があり、それはときに人の心を動かし、周囲を巻き込み、まだ見ぬ可能性を現実へと導いてくれるのです。たとえ今は叶わぬ理想であっても、想い続け、信じて歩み続ければ、その理想はいつか形となって私たちの前に現れるでしょう。だからこそ私は、どんな時も高い志を胸に抱き、目の前の一歩一歩を大切に踏みしめていきたい。「想うは招く」この言葉を信じ、これからも真っ直ぐに、自分の理想と向き合い続けていきます。
彩響
共に響き合うことで、彩あふれる変革が動き出す。
自身を誇れる有意義な1年を共に。