一般社団法人東広島青年会議所は、毎年多くの出向者を輩出しております。2020年、2021年には、私も広島ブロック協議会へ出向する機会をいただき、数多くの学びを得ることができました。そこでは、地域を越えた人と人とのつながり、多くの仲間を巻き込む力、各地LOMの学ぶべき文化に触れる機会など、LOM内だけでは決して経験できない部分を目の当たりにしました。

現在は、2020年から続く新型コロナウイルスの影響で、活動の制限、事業の延期、あるいは中止といった事態が依然として続いております。青年会議所活動において逆風が続く中、在籍年数の浅いメンバーには出向がどのようなことなのか把握できていない現状があると考えます。

 今年度は、一般社団法人東広島青年会議所から山田章夫ブロック会長をはじめとする多くのメンバーを役員団として輩出し、広島ブロック協議会の旗振り役を担っておられます。広島ブロック協議会の運営を任されるということは、LOMの力が認められたと同義であり大変誇らしいことです。しかし、昨年までLOMの運営を担っていたメンバーがLOMの運営に携われないということは、同時にLOMの力が試される一年ではないでしょうか。ブロック会長輩出LOMとしての自覚、参画意識を持つことはもちろん、今こそLOMと出向の両立が上手くいっていない仲間がいればお互いに助け合い、困難な状況になっても仲間と共に立ち向かいましょう。出向している方、していない方も、手を取り合い一致団結しましょう。出向への理解、意識が高まることで各種渉外活動への参加員数も自然と伸びてくると確信しております。

 本年度、一般社団法人東広島青年会議所の「前へ  ~すべてに感謝し、挑戦し続ける~」は、LOMの力が試されるこの一年にふさわしいスローガンだと思います。メンバー全員が意識統一し、特に在籍年数の長いメンバーが率先して年数の浅いメンバーを牽引する必要があります。LOMで学んだことは出向先で活かし、出向先で学んだことはLOMで活かし伝える。きっと自分自身の成長につながり、新たな価値観を創出し、人とのつながりはLOM同士の壁を越え、かけがえのない財産になると思います。

 出向への決断をしてくださったメンバーの皆様には、心からの感謝を申し上げます。一つでも多くの学びを得て、この一年でしか得られない最高の経験をしてください。出向してくださる皆様がLOMの光となれるよう全力でサポートをさせていただきますので、一年間よろしくお願い申し上げます。