理事長所信

スローガン
理事長
一般社団法人 東広島青年会議所
2018年度理事長 佐古 克敬
● はじめに
 1949年、「新日本の再建は我々青年の仕事である」という使命のもと明るい豊かな社会の実現を理想とし、志高い青年達が立ち上がり日本の青年会議所活動は始まりました。我々のまちにもその機運は高まり、1977年、東広島青年会議所は日本で628番目の青年会議所として誕生し昨年、創立40周年を迎えることができました。まずは、今日まで長きに渡り「奉仕・修練・友情」の場を創り続け、時代のニーズに適合しながら創始の精神を連綿と受け継ぎ、このまちの発展のために情熱を燃やし続けてこられた諸先輩方に心から感謝申し上げるとともに、その意思を引き継ぎこのまちに存在し続ける価値のある組織としてJC運動を継承していくことが我々の使命と責務であると考えます。
近年の飛躍的な会員拡大により、本年度は会員数が100名を超えて始動します。多くの会員が事業継承者ですが、近年の特徴としては、起業された方、女性経営者、会社員の方も多く所属しており、各々の事業を発展させながらこのまちで力強く生き抜いております。そんな頼もしい仲間が100名以上も所属するこの会からは、過去にはないすさまじい勢いとパワーを感じています。しかしながら、JC活動に疑問を抱きながら活動しているメンバー、そして疑問を抱いているが故に活動に消極的なメンバーも少なくないでしょう。私は、急激な会員増加に伴い、JC活動の経験豊富なメンバーの減少、メンバー同士の思いやりの欠如、事業参画率の低下など、様々な課題が顕著に表れているように感じています。
我々の活動の原動力は何でしょうか。それは、同じ志をもった仲間が相集い力を合わせ、英知と勇気と情熱をもってこのまちの明るい豊かな社会の実現を築き上げることの魅力だと感じています。全メンバーが活動を通して感動し、共感し、議論を交わし、一喜一憂しながら活動していくことで友情や信頼を育み、人と人を繋ぎ、こころとこころをひとつにしていく事が今一番大切なのではないでしょうか。
●One Direction ~こころをひとつに~
 こころをひとつにし、同じベクトルで進んでいけば強固な組織となり必ずやどんな困難も乗り越えていき、自ずと我々の運動はこのまちに力強く伝播することができるでしょう。本気のJC運動を行い、我々のまちの明るい豊かな社会の実現に向けて全メンバーと共に全身全霊で一年間歩んで参ります。
●JAYCEEとして
 何の為にJC活動をしているのかと問われれば、私は40歳という限られた
時間の中で自己成長を遂げ、会社、家族、地域に還元できる人材になるために活動していると答えるでしょう。JCは、まちづくり・人づくりに取り組んでいる団体であり、まちづくりの第一歩の運動は、自己を見つめ直し、自己研鑽し、自己成長し続けることと考えます。それでは、JC活動を通して自己成長を遂げる為には何が必要でしょうか。まずは、例会、事業、委員会活動などに積極的に出席し、参画することです。参画とは、ただ単に出席することではありません。様々な事業で見たり体験したりしたことを自分なりに感じ、理解し、それを自ら実践、活用することで初めて参画したことになります。さらに、自らの担当事業を企画・運営するだけでなく、他の事業もしっかりとその主旨を理解し参画することで、様々な問題に対する意識が高まり、大きな自己成長に繋がります。自らがJAYCEEであることに誇りを持ち、全員参画の意識をもって活動に邁進することにより、メンバー一人一人が自己成長し、それがLOMの成長にも繋がっていくと考えます。まずは、自らを成長させ、魅力溢れるリーダーになり、そして、目の前にある様々な事に問題意識を持つことが出来るこのまちのオピオニンリーダーとなれるよう、JC活動を通じて皆で成長し続けましょう。
●最大の学び舎である例会
 毎月1回開催される例会は、JC活動の根本であり、かつメンバーにとっての最大の学び舎です。会員が一同に会し、2時間という限られた時間の中で、例会事業やメンバー同士の交流を通じて多くの学びを得ることができます。だからこそ、例会事業では、メンバーが今一番学ばなければならないことを様々な課題から調査し、その解決のために背景、目的、内容を研究し、一切の妥協をせず例会事業を創り上げてほしいと考えます。例会事業を担当される委員会は、メンバーの成長を想い、全精力でダイヤモンドの原石を磨くように例会事業を磨き上げてほしいと思います。また例会とはJCの規律を映し出し、今のLOMの状況を映し出す鏡のようなものであると考えます。だからこそ全員参画を強く意識し、100%例会を実現し全メンバーが同じ時間を共有する場面を作っていきたいと思います。例会の円滑な運営と進行、そして例会の重要性を強く認識して頂き、本年度開催される事業の模範となるような例会を行って参りましょう。
●拡大から育成まで一貫した会員拡大運動
 会員拡大とは、JC運動をこのまちで広く発信し、JCが価値のある組織であり続ける為に必要不可欠な運動です。そして同時に、まちの未来を考え行動する人材を一人でも多く増やす運動でもあり、明るい豊かな社会を実現するための最も大切な継続事業です。近年の東広島JCは、3年連続で33%会員拡大に成功しており、全国的に会員減少が大きな問題になっている中で目覚ましい結果を残しております。会員数の増加により予算規模は増え、それにより活動の選択肢が広がり、また事業での人員確保も可能になり、我々の運動をより効果的に拡げることができます。さらに、多くのメンバーと共に活動することで、人と人とが磨き合い組織がより活性化されていきます。まだ見ぬ新たな仲間と共に我々の理想を実現するために、この3年間で掴んだ手法・仕組を実践し、メンバー一人一人が熱意と行動をもって本気の会員
拡大に取り組み、4年連続の33%拡大に挑んで参ります。そして、新入会員が入会してもJC運動の志がなければ、我々の運動の促進を妨げる恐れがあります。JCの本質を理解した仲間になってもらえるよう新入会員の育成を適切に行い、拡大から育成で一貫した会員拡大運動を行って参りましょう。
●ネットワークを生かしたまちづくり
 近年、様々な社会問題に取り組む奉仕団体の活躍により、JCしかない時代からJCもある時代と比喩されることがあります。しかし、そう言われる今の時代だからこそ、我々はJCの持つスケールメリットを活かしたまちづくり運動を行い、価値のある組織として輝き続けなければいけません。市民の役割とは、市民一人一人がこのまちづくりの主役であることを認識し、このまちに関わる様々な問題や課題に興味や関心を持つことであり、現代では市民自らが行動を起す市民主導型のまちづくりが求められています。このまちの健全な発展は、行政だけでも、企業だけでも、個人だけでも、もちろんJCだけでも達成することはできません。私たちの運動をより効果的に推し進めるためには、行政や様々な関係諸団体とのネットワークを生かし、同じひとつのベクトルとなり、より効果的で影響力をもった運動ができると考えます。行政の構想するミッション(まちの担うべき役割、存在意義)、ビジョン(まちの目指す方向)、バリュー(まちの魅力、価値観)をしっかりと理解した上で、市民の方々と協働・連携し、独りよがりでない活動を心がけ、明るい豊かな社会の実現に向けてリーダーシップを発揮して参りましょう。
●子どもたちと共に成長する青少年育成
 社会の変化とともに子どもたちを取り巻く環境も日々変化しております。人工知能の進歩により人間の行動の多くを人工知能が成し遂げてしまう時代になりつつある中、子どもたちが社会を生抜いていくためには、主体的に人生を切り拓く力が必要です。その力を身につけるためには日常的な活動だけではなく、非日常的な活動を通して新たな体験や感動を得て、感性豊かな人間に育つことが重要だと考えます。また同時に、横のつながりが希薄化している今の時代では、このまちを愛する郷土愛や、家族や仲間を思いやる道徳心をもった子ども達を育成することも重要です。JCが主導となって、子どもたちが家庭や学校では経験することができない活動をする機会を創り出し、そして郷土愛や道徳心を育てる運動を行いましょう。そこで得た経験は、子どもたちがこれからの人生を歩む中で必ず大きな成長の糧となり、そしてその子どもたちが、将来このまちの未来を担う人材になってくれると信じています。さらに、我々大人も、子どもたちと寄り添い活動することによって様々な気づきや学びを得ることができます。子どもたちと共に学び、共に成長する青少年育成を心がけて参りましょう。
●効果的な広報活動
 我々の運動を市民に広く発信し理解してもらうためには、広報活動は大切な運動です。近年、広報ツールは多様化しており、東広島JCでも、チラシや広報誌に加えて、ホームページやSNSを利用した広報活動を行っています。しかし、これまで以上にこれらの広報ツールを有効活用し、より効果的な広報活動を行うことはできないでしょうか。効果的な広報活動とは、複数の広報ツールに対してやみくもに情報発信するのではなく、伝える目的をはっきりとすることにより効果的な広報活動が行うことができると考えます。伝える目的がはっきりとしないまま情報を発信し
てしまうと、情報が伝わらないばかりか、かえってマイナス効果になってしまう可能性もあります。また、個々のメンバーはSNSなどを利用し、自分たちの会が今何をしているのか、次に何があるのかをしっかりと認識し活動することも大切です。これにより、全員参画の意識がより高まり組織力の向上につながると考えます。効果的な広報活動を行うためには、より効率的に情報を発信し、そして会が一丸となって広報活動に取り組む必要があります。そのためにも、広報マニュアルを作成し我々の活動が多くの市民に届けることができるような広報活動を取り組んで参りましょう。
●各事業の取組み
 昨年は創立40周年の節目を迎え、本年度は次の時代への新たなスタートを切る大切な1年となります。創立宣言文にもある「新しい町づくりは若者たちの手で!」という思いのもと、今日まで創始の精神を受け継ぎながら幾多の事業を行って参りました。JC運動は不連続の連続と言われるように、JCの組織は単年度で組織が変わり、過去の運動に対する思いの継承という形で今日まで創始の精神が受け継がれてきました。飛躍的な会員拡大の成功を遂げ、入会歴の浅いメンバーが多い今だからこそ、過去の事業を見つめ直す機会を作り、今の時代のニーズにあった形で本年行われる各事業の構築に取り組んでいきたいと考えます。そして東広島JCには毎年取り組んでいる継続事業があります。みどりの少年団活動、酒まつり、ハッピーハロウィンラン、これらの事業は、多くの関係諸団体と同じ志を持ち、市民の皆様と深い繋がりを得ながら毎年活動をしております。本年も例年同様にこれらの事業に取り組み、現状の活動に満足することなく、さらに進化した事業となるよう温故知新の精神で全メンバーと共に積極的に取り組んで参りましょう。
●最後に

 JCには様々なチャンスがあり、それを生かせるかどうかは自分次第です。受動的な活動をしていたら何も得ることなく卒業を迎えてしまうかもしれません。JCは未来を思い描くことが出来なければ何も始まりません。この活動を通して理想とする自分、私たちのまち、そして未来永劫輝き続けるJCを思い描いてみましょう。40歳までという限られた時間の中で思い描いた未来に近づくよう、若者らしく、明るく元気に爽やかにJC活動に取り組んで参りましょう。

最後の学び舎といわれるJC
青臭く、泥臭く 向き合っていこう

何かの縁で出逢ったJC
此処で過ごした経験がこの先の人生においてかけがえのないものになるために

人と人を繋ぎこころとこころをひとつにし
「明るい豊かな社会」への確かな一歩を踏み出していこう

One Direction ~こころをひとつに~


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